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2009年 03月 18日

3月17日新橋演舞場

歌舞伎を見てきました。
チケットを取った後に気が付いたのは、どうやら2年前にも同じものを見ていたらしい。
しかも名古屋にまで行って。
まぁそれはいいのです。たまに歌舞伎見ないと、ヒアリング力が落ちてしまうから。

今回思ったのは、「本水(ほんみず)」という演出のあり方について。
本水は、その名の通り?舞台上に本物の水を滝のように流して、
その中で立ち回りをするという演出です。
1回に使用する水の量は20tだそうです。
迫力満点、それは間違いないと思います。
まさか屋内であんなに大量の水が噴出すとは思わないし。
滝つぼで闘っているような人が目の前で見られるし。
しかもあんなに水被っているのに、全く落ちない白塗りの化粧!
音もすごくて、まさに滝のそばにいるような「ゴーッ」という音がします。

使い方、なんですよね。
今回はちょっと蛇足なような気がしました。
しかも血が拭きだして水が赤く染まるという悪趣味な演出付きときた。
そのリアリティは要らないよなぁ・・・。

猿之助歌舞伎の中でも、宙乗りと本水に関しては実はあまり好きな演出ではなくて、
「意味のある」宙乗りと本水じゃなきゃ嫌なんです。
今のところ、半々の確率ですかね。はまるものと、はまらないものと。
宙乗りは「義経千本桜」の狐忠信、「三国志Ⅱ」の諸葛孔明。
本水は「三国志Ⅱ」が秀逸。

たぶん、これは21世紀の感想であって、
例えば江戸時代とか明治時代とか、昭和も入るのかな、
宙乗りや本水が「容易でないように見える」時代には、
世間の話題を独占するような、ものすごいことだったんだろうなという気はします。
今は「何でも出来そう」な時代だから、損といえば損なんだろうな。きっと。

あと、今回は水から上がった後、思いっきり舞台の電源(と思われる)の蓋の上で袖を絞っていたので、
「うぁぁ!水入っちゃうじゃん!」と思ってしまいました。
防水シートかけずに大丈夫なのか?とは舞台に関わる一員の勝手な感想。
赤○会館はちょっとの水をこぼしただけですごい怒られたぞ。

ともかく。

市川右近の十二役早替わりは素晴らしいものでした。早い早い。
(でも丁稚と娘役は似合わないなぁ・・・)
今度は同じ早替わりものでも「伊達の十役」を見たい。
早替わりって、かなりイリュージョン要素がふんだんなのだけど、
あれは一般の人が見たら手品のように見えるのだろうか?とちょっと謎。
不思議なことなのに手品として見せていないところが私には新鮮で好感。

笑三郎と春猿がかわいい。
この2人の組み合わせはどのお芝居で見ても、外れたことが無い。

段治郎がひざの怪我から復帰。良かった良かった。
しかし相変わらずかっこいいな。

結論。

「筋書きはしょりすぎじゃない?」
ただでさえ歌舞伎は記号だらけなのに、この演目、記号暗号多すぎます。
あの話は、ボリューム的には1日狂言です。
4時間で上演しようとすることが、まず無理なんじゃぁ・・・。
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by pocket-xiao | 2009-03-18 01:40 | 今日ノ出来事


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