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2009年 04月 23日

ミワサマ

ようやく美輪明宏の舞台を見ることが出来ました。

前々から興味はあったのですが、「まぁ、いつでも」くらいに思っていました。
ただ、ふと気が付くと美輪明宏もそれなりのお歳になっていて、
いつまで舞台人として活躍するのか・・・?という思いがあり、
ちょうどよくルテアトルに出ているというので、見に行くことにしました。
演目は寺山修司の「毛皮のマリー」。
寺山修司が美輪明宏のために書き下ろしたという演目。

話自体は、美輪明宏演じる男娼が、昔、女として生き始めた自分をはずかしめた女性の息子を
自分の息子として幽閉し育て、いずれは男娼として生きさせようとたくらむ中で、
それぞれの葛藤やら屈折した想いがつづられるというもの。
話の後半まで、少年が何者なのか、何で男娼が母としてその少年を育てているのか、
全く語られないまま進むので、最後の種明かしでドッカンドッカン来ます。
あとは、この話の根底にあるという寺山修司の母の話を幕間に読んでいたので、
さらにストーリーの納得度・楽しさ倍増でした。

仕事がらみで寺山修司には少し触れていましたが、
ちゃんと演劇として見たのは初めてでした。
この作品が40年前に書かれたということに大変驚きました。
そして寺山修司が今もなお高く支持され、崇拝者がいるということも納得できました。
ついでに、寺山作品のポスターを多く手がけた横尾忠則が
いかに寺山修司の世界を上手く表現していたかということも、よく分かりました。

どうやら世間では「美輪明宏の舞台人としての寿命はそう長くは無い」と言われているようですが、
舞台を見た限り、年齢的な衰えというものは、全く気になりませんでした。
胸から上を露出した衣装をずっと着ていましたが、
70歳を過ぎても、なおも肩や腕の筋肉の衰えは感じなかったし、肌も綺麗なようでした。
腰までの長い黒髪の鬘をかぶった姿は、日本の神話に出てくる神様のように見えました。
普通に「綺麗だなぁ」と思える姿でした。
私は美輪明宏の生き方とか思想とかに感化された人間ではありませんが、
そういう人が居ても当然の存在だ、と実感しました。

それにしてもロビーのお花の多さには驚きです。
ドカンと真ん中に置かれていたのはやはり江原啓之と国分太一からのお花でしたが。

「黒蜥蜴」「双頭の鷲」せめてあとこれだけは見たい。
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by pocket-xiao | 2009-04-23 01:43 | 今日ノ出来事


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