2009年 05月 21日

遠い島国へ

25年続いたスリランカの内戦が終結、というニュースを嬉しく聞きました。
インド洋の宝石と言われる美しい島国に、ようやく平和の兆しが見え始めたようです。

5年前の夏、手品関係で1週間スリランカを旅して回りました。
ボランティアで学校やホテルでショーをしながら、観光地をめぐりました。
その時は、内戦が激化していない南部のみでしたが、
私たちが訪れる少し前には、首都で自爆テロが起こっていたようです。

訪れる以前にネットや観光ガイド本から社会情勢について情報を得てはいたのですが、
予想外に貧富の差を感じました。
観光地のレストランやトイレの物陰には子供がひっそり佇み、
通りがかる観光客にお金を乞うてひたすら手を伸ばし続け(物陰から突然手が出てくるので驚く)、
「動物と一緒に写真を撮りませんか」と、撮ればもちろんお金を要求され、
少なければ「少ない!もっと!」と大きな声でせがまれる。
観光の目玉となっている象が荒らした村や、その村で粗末な家で住んでいる人も見た。

その年の冬に大地震がスリランカを襲い、そして内戦の激化・・・。
あの、今にも崩れそうな家に住んでいた女性はどうなっただろうか、子供も居ただろうに・・・
スリランカという名前をニュースで聞くたびに、思い出してばかりでした。

内戦が終わったからといって、すぐに平和になるとは思えません。
腫瘍を取り除いた体に治療が必要なように、後遺症の心配をしなければならないように、
スリランカにも時間をかけた治療が必要です。
私がスリランカで出会った人たちは、みんな優しくて好奇心溢れていて、
何にでも協力的で、それでいてのんびりとしていて、宗教を大事にしていました。
みんなが幸せに、少しでも豊かになれるよう、心から願って病みません。

スリランカで撮った写真はたくさんありますが、一番好きな写真がこれ。
b0024051_23544641.jpg

幼稚園でショーをやったときに、ステージ上手側で音響をやっていたのですが、
ショーのフィナーレの時に、舞台上から客席側を撮った1枚です。
ステージに身を乗り出して見ている子供たちの目がキラキラしていて、
本当に楽しそうに見てくれていて、
こんなに素敵なショーは、今までもこれからも、おそらく無いんじゃないかと。

自分が訪れた国というのは、特別な感情が芽生えるものですね。
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by pocket-xiao | 2009-05-21 00:05 | いとし、しほらし、かはいらし


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