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2010年 05月 17日

5月16日新橋演舞場

歌舞伎座が閉場しても、東京で歌舞伎やってます。
今月は新橋演舞場。
染五郎とか松禄とか海老蔵とか、わりと若い配役。

海老蔵の「助六」がどうしても見たくて。
助六は歌舞伎のキャラクターの中で文句無しナンバーワンの色男。
それを当代の色男とされている海老蔵が、
しかも若いうちに演じるのを見ておきたくて。

良かったです。何の文句も不満もないです。
芝居が上手いかどうかなんてどうでもよくて、
海老蔵の存在感が抜群にありすぎて、それだけで充分に見られました。
何でしょうね、あのスター感は。
「何か持ってるねぇ!」というやつです。
で、海老蔵の助六は、やはりとても好い男でした。
「煙管の雨が降るようだ」のセリフも、あなたが言うなら納得です。
(↑「モテすぎて参っちゃうね」みたいな意味です)

助六の恋人・花魁の揚巻も素敵でした。
捕手に追われる助六をかばい、捕手に対して切った啖呵。
「私に少しでも傷がつこうならば、吉原には明日から客が来なくなるわよ」
うわ、かっこいい。と呟いてしまった。

ちなみに、
今回22年ぶりだかで「水入り」という場面を上演していますが、
実際に見てみて、「あぁ、これは普段カットされても仕方がない」・・・。
水も火もガンガン使える新橋演舞場だからやってみました、という感じ。

なんか、思うのですが。
最近色んなものを見ても、以前見たものに敵わないことが多くて、
満足できないことがほとんどです。
目が肥えているわけではないはずです。
以前見たものの方が絶対的に面白く、素晴らしかったのだと思います。
歌舞伎は12年前に見た「義経千本桜」を超えられないし、
新橋演舞場でいえば、6年前に見たスーパー歌舞伎「三国志Ⅱ」を越えられないし、
手品は7年前に見たトパーズのおもちゃ箱以上のものはないし、
映画は20年以上前の「風の谷のナウシカ」が1番なのです。

感性は豊かになっていると思うし、許容できるものも増えているはずなのに、
満足できるものが少なくなっている。
不思議。
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by pocket-xiao | 2010-05-17 00:51 | 今日ノ出来事


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