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2010年 06月 20日

非国民と言われようが

サッカーに全く目もくれず、「鬼平犯科帳」を堪能。
裏番組を考えあぐねてやけっぱちになったか、
サッカーを見なそうな人が見そうなものを選んでくれてありがとう、フジテレビ。

やはり鬼平は良い。面白い。
鬼平が良い、というか、中村吉衛門の長谷川平蔵が良い。
善い人だとも思うし、好い男だとも思う。

昔(小学生とか中学生の頃)はあまり鬼平は好きではなかった。
フジテレビの時代劇は画面が暗く、色がくすんだような作風で、
テレビ朝日(例:遠山の金さん)やTBS(水戸黄門)の時代劇のような
分かりやすい勧善懲悪ではなかったので、
「暗い」「おもしろくない」「難しい」という印象を持っていた。
が、大学生くらいになって、ふと鬼平を見たときに、
「うは、かっこいいなぁ。素敵だなぁ。」と思い、
池波正太郎がちりばめた江戸趣味とともに好きになっていた、といういきさつ。
独特の暗さも、色のくすみも、引き気味のカメラワークも、
大人好みなのだと気がついた。

しかし。
金曜日に放映された新作は、ずいぶんと今っぽい時代劇だった。
今までの作風を踏襲しようという感じはしたのだけど、
人物中心に映す現代劇手法がちらちら出てきて、違和感があったような。
あと、名物の料理シーンがほとんどなかったのが寂しい。
まぁでも、役者陣が今まで通りでいてくれたから、良いのです。

土曜日のは1995年の映画ということで、
昔の鬼平、という感じがしました。
2夜連続で見ると「そうそう、やっぱりこうじゃなきゃ」と思うのね。
藤田まこととか先代の江戸家猫八とか出ているのを見ると、
ふっと懐かしくなっちゃいます。
江戸の町並みの背景として「物売り」がよく出てくるのですが、
さり気にこだわりがある気がして、好き。
背景なんだから、別に普通の町人が歩いていてもよさそうなものを、
わざわざ物売りを差し込んでくるあたり。
しかも、ちゃんと季節感のある物売りを差し込んでいるあたり。
そういえば、「時代考証」という仕事にあこがれた時期もありましたっけ。

エンディングテーマがずっと変わっていないことがすごい。
子供のころから変わっていないから、全く同じものを撮り直していなければ、
たぶん20年近く同じ映像を使っているはず。
歌川広重の浮世絵を見ると、エンディング映像の元ネタっぽいものがあったりして、
これを映像化したのねーというのを探すのが一時期楽しかったりした。
ジプシー・キングスの「インスピレイション」も名曲です。

こういう時代劇、またやらないかなぁ。
渡辺謙は時代劇やんなくなっちゃったし、藤田まことは亡くなってしまったし、
里見浩太郎も石坂浩二も北大路欣也も歳を取ってしまったし、
田村正和はお父さんと違って時代劇キャラじゃないし。
時代劇ヒーローって、この頃居ないよなぁ。
役所広司あたりが渋めな役で出てきてくれないかなぁ。
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by pocket-xiao | 2010-06-20 01:10 | 今日ノ出来事


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