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2004年 12月 11日

純粋な反骨者

昨日の記事で立川談志の名前が出たところで。

  立川談志(たてかわだんし)
  落語家。最近は主に何をしてる人なのでしょうか・・・よく分かりませんけど。
  たまにバラエティーとか出ますか?
  ヒゲ面でサングラスかけて、小柄なのに態度のでかい人。
  あごひげをばりばり掻きむしりながら
  「なんでぇ、ツマラネぇなァ」って言っているイメージが強い。
  初代の笑点の司会者、前沖縄開発庁長官(衆議院議員)なんかも。
  師匠の元を破門された後、落語立川流を設立、家元を名乗る。

私、実はこの人をめちゃくちゃ尊敬してます。

  私が「人生成り行き、行き当たりばったり」を生活信条とするのは
  この人の本を読んだ故です。
  「うん、なんかいいなぁ、そういうの!」妙に共感。
  自称「本を読まない文学部生」、の私の小さな本棚に、
  談志の本が何冊もあったりします。
  はっきりいって、内容は一般的にはクダラナイものも多いと思います。
  でも文章や内容が人間臭くてね、飾ることをしないから。
  だから読みやすい。好感が持てる。
  落語家としても、当代で最高の人だと思ってます。
  やはり人間臭さが。善いところも、悪いところも。
  しかしまだ生の高座をみてないんだ(焦)
  売り切れるの早いもので・・・。

世間的には「悪ガキ」っぽいイメージがあって、
クセモノ扱いかもしれません。
実際、かなりのクセモノだと思いますが、
それは談志自身が人間として素直に生きすぎているからだと思います。
好きなものは好き、嫌いなものは嫌い、はっきり言う。
媚びることが嫌い、だから媚びられるのも嫌い。
議員になっても結局すぐに問題発言で辞職。
(本人的には問題でもなんでも無かったんだろうなァ・・・) 
  
師匠・柳家小さんから破門され、不和のまま、小さんは2年ほど前に他界。
そのときの談志の短いコメント、
「破門されてどれだけ経っても、やっぱり俺には師匠は小さんひとりなんだ・・・」
週刊誌の端っこに、ちょっとだけ、載せられていた。(←探しました)

やっぱり本当は師匠が好きだったんだなぁ、
談志が生涯唯一素直になれなかった相手、なのかも。

by pocket-xiao | 2004-12-11 01:51 | いとし、しほらし、かはいらし


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