2010年 08月 03日

ちょっと考えれば分かりそうなもの

通販依りなので、あまりお店で服や靴を買うことがないのですが、
たまに覗く店頭で立て続けに出会った光景があります。

世界規模の某アパレルメーカーの店頭にて。
小さいサイズが上の段の奥のほうにハンガーにかかっていて、
そりゃ、見えませんし、手に取ることもできませんわな。
小さいサイズを見たいのは、概ね、体格の小さい人であって、
高い所に置いたら見えないじゃないの。
踏み台があるわけでもなし。
上の段でもせめて手前に置くべきだろう、と。

靴屋の店頭にて。
SサイズからLLサイズまでが上の段から順番に。
Sサイズの靴を試し履きしようにも、手が届かない。
不親切極まりない。
その靴屋と同じ通りの他の靴屋では、上からM、L、LLと置いて
Sサイズを最下段に置いてくれている。

いずれも、ちょっと考えれば分かりそうなもの、である。
私程度のサイズ感の女性は世の中にぼちぼち居るはずである。
店員さんが全員長身なのかしら。それも考えにくいけど。

自分もお店づくりをする立場として、
「どんな店でも子供目線でお店を見る」ことを大事にしています。
子供にとって興味深いものが、目の高さ以下にあるか。
手が届くところにあるか。
それでもって、安全であるか。
「子供によく見えれば、大人にも見える」が基準です。
陳列が終わったら、一旦しゃがんで店内を見ます。
普段と違うアイレベルで風景を見ると、見えにくいところとか
危なそうなところとか、汚れているところとか、見えるわけで。
なかなか楽しいものです。

これの元は、杉浦日向子先生の漫画「百日紅」の中で、
葛飾北斎が往来にうつ伏せに寝そべったまま、弟子に対して絵の描き方を教えるシーン。
「どうだ、立って見るときと景色が違うだろう。
縁側の下が見えるんだぜ。
人間と犬とは別々の景色を見てるんだ。」
という件があって、
当たり前なのに人間成長してしまうとなかなか低い目線に気付かないよなぁ、と思いまして。
誰もが低い目線で物を見たことがあるはずなのに、忘れてる。
それに気がついて以来、低い目線で見ることを習慣にしている。

逆に、150センチ以上の視野を日常的には知らないので、
その弊害もあるのだろうなぁとも思うのです。
高い目線はそれはそれで、新しい世界を作れるのだろうし、
私の見えないもの、想像もできないものを表現できるのだろうし。
でもとりあえずしばらくは子供が多いお店ばかりなので、
「子供目線」でやっていけるとは思ってます。

にしても。
店頭で不便な思いをするたびに、
「やっぱり買い物は通販が楽ちん・・・」と思ってしまう。
街歩きショッピングが苦手な30代。
[PR]

by pocket-xiao | 2010-08-03 01:43 | 雑言タハゴト


<< そうだった・・・      たんたん >>