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2012年 02月 21日

うるう

ラーメンズの小林賢太郎によるひとり芝居「うるう」を観てきた。
2月19日、東京公演千秋楽。天王洲銀河劇場。
ひとり芝居、というか、いつもラーメンズの舞台転換用の音楽を担当している
チェリストの徳沢青弦が舞台上で効果音と音楽を担当していて
時に絡みもあったので、2人で舞台を作っている感じ。

ラーメンズはかなり長いこと好きなのだけど、
たまにものすごくシュールでナーバスなものもあるので、
そっち寄りだったらめげるな。。。と、
楽しみ半分、後ろ向き半分な気持ちで見に行った。

で、結果むちゃくちゃ面白くてものすごく良い舞台でした。
両親の医学的実験で4年に1度しか体の歳を取らないという運命を背負った男が、
森の中に引きこもり、いろんな数を数えることだけを生きがいとしていたところ、
ひとりの少年と出会い、少しずつ心が溶けてゆく日々がはじまる、だが。。。
という、テーマとしてはシュール寄りで、
同じテーマでシルク・ド・ソレイユがショーを作ったとしたら、
たぶん私は最後まで見ていられないだろうなという内容。
(芸術面が主で、暗くアンハッピーなお芝居・舞台がとっても苦手なのだ)
小林賢太郎らしいひねた笑いがてんこ盛りで、
それでいてきちんとテーマとストーリーが語られていて、
すごく「スマート」な舞台だった。

男が約150年生きて38歳の時に、8歳の少年と出会い、
40年後、男が48歳、少年が48歳になって再会するという、
最後きれいなハッピーエンドだったことも印象が良かった。
あれ、2人が別れたまま終わってたら、結構しょんぼりだったと思う。
「気持ち良く劇場を出たい」人なんで、ほんと、ありがたい。

たまに、あきらかに舞台上の徳沢青弦を笑わそうと
小林賢太郎がいろんなアドリブをしかけていたのが面白かった。
そんでチェロの陰に隠れて笑う徳沢青弦がめっちゃかわいい。

うむ、良いものを見た。
現代語の芝居を見ることが最近めっきり少ないので、新鮮。
しかも4列目センターという、スーパーエキサイトな席であったこともあり。
ちなみに上演中に大きめの地震があったのだが(茨城で5弱くらいだったあれ)、
バトンの吊り照明同士の当たる音ってやっぱり怖い。
揺れよりも、その音が気になってしまった。
それと「公演中止にはしないで!頼む!!」と切に願ったもので。
何事もなく良かった。
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by pocket-xiao | 2012-02-21 00:38 | いとし、しほらし、かはいらし


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