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2004年 09月 23日

梨園シリーズ3:市川段治郎

世襲制度でしか役者になれないとオモワレガチの歌舞伎ですが、
実は「研修生制度」というものがあります。
参加資格。「男性」であること、と確か22歳ぐらいまでの年齢制限。
でもここで研修を全うしても、彼らにまわってくるのは
そのほとんどが「其の他大勢」なのだと、思います。
やはり、舞台の中央に立つには、「役者の子」でないとダメなの・・・?

2で取り上げた市川猿之助さんは、積極的に「卵」を見つけ、育てているのです。
市川段治郎さんは、そのうちの、一人です。
実は私と同じ、ニイガタケンの出身。

3年前に見たスーパー歌舞伎「三国志Ⅱ・諸葛孔明篇」で
段治郎さんは孔明の愛弟子・馬謖(ばしょく)を演じました。
 馬謖は自ら願い出、孔明の城の守備を任されますが、
 孔明の指示に反し、大敗を喫してしまいます。
 これは武将の掟として、死罪、にあたるもの。
 今までの働きに免じて、どうか死罪はご容赦を、という意見が出る中で、
 馬謖は「掟を守らなければ、孔明様の判断に不満を持つ者が出るであろう」
 「どうか私を死罪にしてください」と、きっぱり言うのです。
 孔明は「泣いて・・・泣いて馬謖を、斬らねばならぬ」と
 愛弟子を亡くすことの悲しみの中で、武将としてのけじめをつけるのです。
 (三国志の中でも有名なエピソードらしいですね・・・勉強不足でどうも。)

まず、立ち姿が良い。
声が良い、台詞が丁寧、聞きやすい、顔立ちも綺麗。
あぁ、良い役者がいるなぁ・・・。

次の年に見た「三国志Ⅲ・完結篇」では、冴えない役でちょっとかわいそうだった。
そして猿之助の病気休演・・・。
私の中では、猿之助のいないスーパー歌舞伎なんてアリエナイ!
見に行くのをためらいつつ、代役を見てみると、
そこに、主役の名前に、「市川段治郎」の文字・・・。
これは見に行くしかない!彼がやるなら、見に行きたい!
(他の人が代役だったら、本当に、見に行かなかったかもしれない)

期待を裏切らなかった、どころか、期待以上、以上、以上!のもので。
猿之助にはなかった、パワーと、清冽で、まっすぐさ、を持っていた。
芝居に一生懸命さが見えてはいけないのかもしれないけど、
どこにも手抜きのない、全身全霊の芝居に、とてもとても、感動した。
最後、会場中降りしきる桃の花びらの中、宙乗りをしている姿は、
まるで自らの特殊なチカラで花びらを降らせているかのように見え、
雄々しくも、綺麗で、見とれた。
宙乗りという演出自体、あまり好きではないのだけど、
この宙乗りだけは、素直に感動できた・・・。

良い師匠の元には、良い役者が育つんだ!

今年7月には歌舞伎座で時代物の主役を演じました。
話の内容は・・・過激すぎて書けませんが・・・?
それはそれは、もう、かなりの色男っぷりでしたよ。ヨダレ。

研修生卒で、歌舞伎座で主役勤めたのって、
この人が、初めてなんじゃないの・・・?
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by pocket-xiao | 2004-09-23 01:55 | いとし、しほらし、かはいらし


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