2004年 09月 27日

てじなてじな4

本当に、手品の世界からいなくなってしまいたい!と、思ったことがあります。

FISMといえば、マジックのオリンピックとも言われる世界大会ですが、
私は2003年オランダ・ハーグ大会に参加しました。
わざわざ手品をしに、高い金を払って
オランダくんだりまで行ったのは、
せっかく出られるチャンスをもらったから、行こう、
というのと、
世界大会なら、自分と同じような手品をやっている人が
見つかるに違いない!
という理由からです。

そして私は、相当へこんで、打ちのめされて帰国しました。

確かに、さすが世界大会。すごいマジシャンはいました
・・・ほんの一握りの。
そして、私の心を掴む手品には、ほとんど巡り会えませんでした。
あれだけ多くのマジシャンが、世界から集まっているのに!!
心がちっとも感じられないパフォーマンスの連続。
器用なだけ、道具がすごいだけ、かっこいいだけ、勢いだけ。
手品のショーなのに、ハンドシャドウを見て、感動して泣いている私。
情けなくなりました。

器用なだけ・・・が評価される世界なら、私なんか、要らないじゃん。
居ても意味ないし、やめるやめる。

帰国してから、コンテストを含めて4回のステージが、既に決まっていました。
あんなに、心から、手品をやりたくないと思ったのは、初めてでした。
そして約7ヶ月、ほぼ活動休止状態。
その間、自分が出した結論としては、
「こういうマジックやる人も居るんですよ」と知ってもらうだけでいいんじゃないか、
喜んでくれる人が少しでもいれば、続けててもいいんじゃないか・・・。

ちいさくて、美人でもかわいくもないのが手品をやって、
器用なこともやらないし、勢いも無いけど、
道具は綺麗だと思うし、不思議さはあるはず!
そこをちゃんと見てくれてる人がいることが、結構ウレシイ。

今年11月の「国民文化祭」に出るにあたり、
自己紹介文を書いてくれと、言われ、こう書きました。

「私は自分の手品の演技を、命あるもの、をテーマに
心をこめて作ってきました。
舞台上にいる数分間、私はいつも、
とてもとても幸せな気持ちになれます。
そんな気持ちが、見てくださる方々にも伝わりますよう、
精一杯の心をこめて、演技をします。」
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by pocket-xiao | 2004-09-27 02:27 | 雑言タハゴト


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