2006年 10月 02日

おとといに戻れたらいいのに、なんてね

楽しくも、心苦しい、そんな東京での2日間でした。

今回の上京は、ギリギリまで迷ってました。
行くべきだし、行くのが礼儀なんだけど・・・
今更どの顔下げて行けばいいのか、とか。
一番気がかりだったのは、
明らかに私を避けるように一切連絡を取ってくれなくなった
上司のことでした。

「久しぶりやなぁ、・・・しかし全然変わってないなぁ!」
私を見た上司は、いつものように私を見下ろしながらニカッと笑って
声をかけてくれました。そうだ、この笑顔だ。なんだか安心する。
・・・というか。普通に話しかけられたことに驚いた。

「口きいてもらえないと思ってました」
「いや・・・そうしようかとも思ったけどさ・・・。
俺な、今回の件にはほんまに頭にきてんねん。
あんなオーナーありえへん。
現場にいる俺らだけならまだしも、本部の上の方にまで迷惑かけてさ。
だから俺な、全部片付くまでオーナー側の人間とは連絡取るまいと思ってん。
別に連絡取りたくなかったわけじゃないねん。
あんさんには会社での立場があるんやから、それに迷惑かけたら嫌やし。」

上司はしきりに私の「立場」というのを繰り返していた。
後で話をしたボス(上司の上司)も、同じようなことを言っていた。

  つまり
  「オーナーとコンビニ本部は大喧嘩をして、かなり険悪な関係にある中で
  私ひとりがコンビニ本部の人間と仲良く振舞うことが
  私の会社での立場に影響するんじゃないのか?」
  ということを心配しているようだった。

そんなこと・・・!
私にとっては、お店のことに無関心だったオーナーのことよりも、
いつもお店のことを気にしてくれた本部の人の方が大事だったし、
自分の立場は自分で守れる自信もあったから、
「私のことは大丈夫です、気にしないでください」を繰り返した。
それでも1日目は、私以外のオーナー側の人間の目が気になったのか、
あまりたくさん口をきいてはもらえなかった。

明日もこんな調子かな・・・と思ったらとても悲しくなった。
仕方ないことだけど、とても寂しい。

しかし、この日一番頭にきたのは、
一緒に1年以上店を回してきた副店長が
私に会ったときの開口一番が「青森はどうですか?」だったこと。
その前に何か言うことがあるだろう。
その前に、示す態度があるだろう。
「お店を守れなくて、すみませんでした」って、言うべきだろう。
私が1年4ヶ月必死で守ってきた店を、その後3ヶ月で人の手に渡すことに対して
何か思うことはないのか?
自分情けない、ってちょっとでも思ったか?
謝らなきゃ、って、普通に思わなかったか?

家に帰って、この一日のことを母親に電話をしながら、思いっきり泣けてきた。

そして2日目。

昨日みたいに気を遣うことに疲れたのかw
上司は4ヶ月前と同じテンションで、
相変わらず私のことを「ちゃん付け」で呼びながら
がんがん仕事を振ってきた。昨日の気遣いが本当にウソのよう。
昨日は許してもらえなかったユニフォームも、この日は着せてもらった。
「久しぶりやな、あんさんのその格好」
「ふふん。似合うでしょ」
でも手持ちの「店長」とかかれた自分の名札は、着けなかった。

引継ぎが終わってオーナー側の3人が帰った後も、
私はお店に残って、本部の人がお店を開けるのを手伝いました。
本部の人と仕事をするのはとても好き、楽しい。
あたりまえだけどみんな仕事できるから、安心だし、
プロフェッショナルの呼吸で仕事をするから、見ていて気持ちいい。
1日手伝っていたい気分だったけど、
「お気持ちはとても嬉しいし、そうしてもらいたいけど、
元オーナーの社員を使うのは・・・さすがにまずいですよ」
とボスになだめられ、ようやくユニフォームを脱ぎました。

その後ボスと上司と3人でご飯を食べ、
改めて御礼とお詫びを述べて、ボスとはお別れしました。
ボスは部下にはとても怖い人で有名でしたが(現場見てるし・・・)、
私にとっては都会っ子的で素敵なダディでした。

「じゃぁね!おっちゃんがんばるんよ!」
PCに向かう上司の肩をバシバシたたいて、私は事務所とお店を後にしました。
この上司とは一緒にいい仕事をした人として、これからも仲良くしたいのだけど、
私は散々迷惑をかけたオーナーの社員だから、どうかな。
もう連絡来ないかもしれないな。

私は会社での立場とか、別にどーでもいいのに。
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by pocket-xiao | 2006-10-02 00:08 | 今日ノ出来事


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