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2006年 11月 11日

なぜって

なんで「平成狸合戦」が好きかというと、
志ん朝のナレーションが好きだからなのよね。

古今亭志ん朝(ここんていしんちょう)、
4年ぐらい前かな、落語家としてはまだまだこれからというときに
さらっと、亡くなってしまいました。
たぶん、お酒の飲みすぎで体を壊したのでしょう。
男前で、着物がよく似合う、清々しいしゃべり口の、
生粋の江戸っ子風を吹かせていた、「実にイイ男」でした。

志ん朝の演じる若旦那が大好きでした。
世間のことをあまりよく知らすに、それで妙に理屈っぽくて自信過剰で、
親には反抗的だけど、女には甘ったれで・・・
そんな男を演らせたら、天下一品でした。
着物の趣味がよくって、特に縞の着物がよく似合ってた。
踊りも上手かった。

そんなに早く死んでしまうんなら、
もっと聞いておけば良かったって、思ったものです。

今日「ぽんぽこ」を見て、久しぶりにたっぷり志ん朝節を聞けました。
声だけで世界が作れちゃうって、すごい。

キャストを見たら、もう2人、亡くなってしまった落語家さんがいました。
先代の柳家小さん(今は長男が6代目襲名披露興行中のようです)、
上品な大阪弁が素敵だった、桂文枝。
関西弁でのお笑いは「勢い勝負!」が多いですが、
文枝の関西弁は女性的でとっても柔らかく、
京ことばに近い雰囲気。優しい。聞きやすい。

ここ数年でずいぶんと名人上手が亡くなってしまいました。
時代だから、仕方ないけど、やっぱり寂しい。
でも声が残る。
その人が生きていた証が、確かに残っていて、
その声を知っている自分がいる。

それは嬉しい。
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by pocket-xiao | 2006-11-11 00:32 | 今日ノ出来事


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