2007年 02月 21日

絵本を買った

長いこと忘れられなくて、1冊の絵本を買った。
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モンゴル民話「スーホの白い馬」。

たぶん小学校3年生ぐらいの国語の教科書に載っていたんだと思う。
だからもう・・・20年近く前になるのか。
読んで、大泣きした覚えがあるんです。

  少年スーホは放牧をしながら、おばあさんと二人で暮らしていました。
  ある日スーホは親馬とはぐれた白い子馬を拾ってくる。
  スーホはその白い馬をとてもかわいがり、大切に育て上げたのです。

  ある春、国の王様が
  「国中の馬を集めて競馬を行う。優勝したものには褒美をやろう」
  と、国中に知らせました。スーホは村人に勧められ、白い馬と競馬に出ることにしました。

  スーホの乗った白い馬は、飛ぶように草原を駆け抜け、優勝をしました。
  しかし王様は褒美の約束を守らず、スーホから白い馬を取り上げ、
  抵抗したスーホを痛めつけて、家に返してしまいます。

  王様の元に残った白い馬は、王様が乗ろうとすると抵抗し、
  脱走する途中、矢を何本も射掛けられ、瀕死の状態でスーホの元にたどり着きます。
  「白馬、ぼくの白馬。死なないでくれ!」
  スーホとおばあさんの看病の甲斐なく、白い馬は死んでしまいました。
  悲しくてくやしくて何日も眠れない日が続いた後、
  スーホは白い馬の夢を見ました。
  
  「そんなに、かなしまないでください。
  それより、わたしのほねや、かわや、すじやけを使って、がっきを作ってください。
  そうすれば、わたしはいつまでも、あなたのそばにいられます。
  あなたを、なぐさめてあげられます」

  スーホは夢から覚めてすぐ、白い馬の言うとおり、楽器を作りました。
  それが「馬頭琴」です。
  
  それからスーホのお話とともに、馬頭琴はモンゴル中に知れ渡りました。

当時は馬頭琴なんてものも知らないし、
ましてや教科書の読み物で涙することなんて考えられなかったので、
ものすごく印象に残っています。

調べたら、いろんな亜種というか、色恋がらみのストーリーになっているものもあって、
ポピュラーな民話だそうです。
私が買ったのは絵本の老舗・福音館書店のもので、
教科書と同じ絵だったので、本家本元だと思われます。

最近読んだ漫画にこんなせりふがあった。
「楽器は少しくらい不幸な方が良い音が出るものだよ」

スーホと白い馬は、少しくらい不幸、どころではなかったのだけど、
こうやって他の国でもこの話に感動する人がいて、
ずっと語り継がれているのだから、素晴らしいことだと思う。
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by pocket-xiao | 2007-02-21 00:45 | 雑言タハゴト


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