2007年 04月 14日

それでも男には、なれないのです

日本舞踊を始めて、そろそろ丸5年になります。
入門から3年は、基礎作り。
3年間はひたすら女踊りを稽古し、日舞を踊るための体を作り、
動きの基礎を体に馴染ませるのです。
5年目(去年)に少し立役(男踊り)に入ったところで、
青森へ出張のため、半年間お休み。
今年はじめからまたお稽古を始めて、しばらく女踊りを復習し、
最近は立役の稽古をしています。

ふと振り返ると。

そもそも日舞をやろうと思ったのは、
高校生のときに見た歌舞伎の立役があまりにもかっこよくて、
「こんなふうにかっこよく身のこなしが出来たらなぁ」
と思ったからでした。
お姫様みたいなおべべを着たいとか、そういうことじゃなかったのです。
あくまでも、男に憧れたのであって、
そして宝塚のような男ではなくて、歌舞伎や日舞の男。

で、実際立役をやってみると、これが非常に・・・難しい。
5年間そこそこまじめに稽古してきたのに、体が動かない。
やはり女踊りと男踊りでは、筋肉というか、筋や関節の動かし方が全く違うのです。
その「動かし方」の組み合わせで踊れるはずなのですが
まだ、おぼつかない。
理想像には、遠い道のり。ふぅ。
まだまだ男には、なれそうにありませんが、こつこつと、がんばります。

どうやら「男に生まれたかった願望」が強いようなのです。
病気というほどではないのですが、子供の頃からありました。
その辺が今の性格、外見に全て関わってるんだと思います。

去年、誕生日前後に母親と電話で話したとき、
「あの子が男だったら、すごい仕事をしそうだな、ってお父さんが言ってたよ」
と言われ、自分の仕事を褒めてもらっているのは分かったけど、
実はちょっと、落ち込んだ。
父親も母親も、「あの子が男だったら」と本気で思っているわけではなく、
ほんの軽口程度に言ったんだろうな、とは分かっている。
「男だったら良かったのに」と心底思っているのは、
他でもない、私自身であって、親にまで軽口でもそう言われてしまったのは、
とっても複雑な心境。
この発言に対しては問い質したことも無ければ、
問い質したからって、何も解決することは無いから、そのままにしてあります。

私は、「今の身の丈と今の顔」だから「今の性格、今の生活」があると思っています。
背が5センチ3センチ高かったら、少しでもパーツが違っていたら、
私は今の仕事をしていないかもしれないし、
お付き合いをする友達も違っていただろうし、
手品をしていたかどうか、日舞をしていたかどうかも、あやしい。
今の自分がベスト状態だと、信じてます。勝手に。
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by pocket-xiao | 2007-04-14 02:07 | 雑言タハゴト


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