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2007年 07月 23日

「千両みかん」

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お中元シーズンで、会社にはたくさんのお中元が届いている。
焼き菓子、せんべい、水羊羹(季節柄)、ジュース、メロン、笹かま(←まじ)・・・
毎日おやつには事欠かない状態。
その中、みかんが配られた。いわゆる冬みかん。

ふと、落語の「千両みかん」という話を思い出す。

大きな商家の若旦那が、真夏に病の床についた。
番頭が、少しでも快方に向かって欲しいと「何か食べたいものはありますか?」
と聞くと、若旦那は
「みかんが食べたい」。
番頭は困った。江戸時代、夏に冬みかんがあるはずが無い。
それでもノーとは言えない縦社会、番頭は江戸中の水菓子屋(果物屋)をまわり、
みかんを探すことにした。
 
 余談として、江戸時代は、紀伊国屋文左衛門が「みかんぶね(船)」で
 財を成した、というようないきさつもあり、
 みかんというものが何か特別な、
 富を象徴するような食べ物であったのかもしれません。

何軒もまわり、これで最後とあたった水菓子屋で、
蔵の奥で腐ったみかんの中から、1個だけ、きれいなみかんを見つけた。
いくらで譲ってくれるのか、という番頭に対し、
水菓子屋の旦那が付けた値段は、「千両」。
驚いた番頭は、店に戻り、だめもとで相談してみると
「若旦那の命が千両で買えるなら安いもの」
と、あっさり。番頭は千両でみかんを買い付けた。
若旦那はたいそう喜び、皮をむいてみると、中には10房のみかんの小袋。
7袋は自分で食べ、残り3袋を
「両親に1房ずつ、残りの1房は、番頭、おまえがお食べ」。
3房のみかんを手にした番頭は、ふと考えた。
1個千両のみかん、10房あったから、1房100両。
今、自分の手元には3房のみかんがある。
ということは、自分の手元には300両があることになる。

番頭は3房のみかんを持って、店からドロン。

今のご時勢、なかなか分からない話です。
なので、今この話を演じる人は少ないといいます。
たしかにね。でもこの話、大好きなのですよ。かわいい。

今じゃこんなに簡単にみかんが手に入るのにね。
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by pocket-xiao | 2007-07-23 12:22 | いとし、しほらし、かはいらし


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