2007年 12月 05日

つないで、て

ちょっと前に出た曲ですが、一青窈の「つないで手」が心にじんわり来る。

彼女自身、少し前に同じ業界のプロデューサーとの不倫が報じられ、
それまで結構彼女の歌が好きだった私は、えらく幻滅したものです。
誰かを好きになるのはいいけど、人のものは、やはりよくない。
彼女の歌はいいかもしれないが、そういう生き方は、よくない。
そう思って、「彼女自身に対して」幻滅したのです。
歌に罪は無い、と思う。
しかしまぁ、テレビはおもしろおかしく、彼女の歌詞を取り上げて
「この部分が彼女の気持ちを表している」とかなんとか言っていた。
それが本当かどうかはわからないが、
そういう歌詞の取り上げ方は、いただけなかった。

そんなことがあってしばらくしてから出た曲が「つないで手」。
まず、タイトルがちょっとかわいい。彼女お得意の摩訶不思議さ。
そしてPVで見て、なんだかじんわりときた。
PVは、歌う一青の周りをたくさんの手袋をはめた手が囲み、
その手が一青の動きのすべて操っている、というもの。
座っている彼女をマネキン人形のようにポーズをつけてみたり
料理など生活のシーンをすべて手取り足取り、たくさんの手が操っている。

人はたくさんの手に囲まれて、たくさんの手に助けられている、という事実。
彼女がそんな意味を込めたかどうかも、
PVのプロデューサーがそういう意味付けをおこなったかどうかも、わからない。
これは私が勝手に思ったこと。

「あなたから あなたから つないで手」
と最後の歌詞にある。
つなぐ手は、一つでいい。
誰か一人がつないでてくれれば、きっと満足、安心するのだろうな。
ただ、その周りに、つないでいなくてもたくさんの手がある。
そんなことをふと思わせる、「つないで手」は幸せな曲なのだと思う。
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by pocket-xiao | 2007-12-05 01:02 | 言の葉コトダマ


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