2008年 01月 12日
東京に出てきて今年で10年経つわけだが、 いまだに標準語と方言の見極めが付かない言葉があったりする。 先日、同じ職場の新潟県人から聞かれた。 「”そろっと”って、言うよね?」 「言う言う。使ってる」 「あれね、方言らしいよ」 「え!?」 そろっと、というのは、標準語で言うところの、もうすぐの意味の「そろそろ」である。 例えば「そろそろお昼食べにいく?」が「そろっとお昼食べにいかんかね?」になる。 私、おそらく無意識に使っていることがあると思うが、 今まで聞いた人は聞き流していたのか、ニュアンスで分かっていたのか なんかよく分からないけどまぁいいや、だったのか。 それと、これは何年か前に方言と発覚した「だっけ」。 標準語では「~だっけ?」というと、問いかけの意味になるが、 新潟弁のだっけ、は標準語で言うところの「だから」であり、 理由や言い訳の際に多用する言葉。 「風邪だっけ、学校休まんとね」(風邪だから、学校休まないとね)とか 単独で「だっけさぁ」(言い訳の際の「だから」)と使ったりする。 新潟もあれだけ縦が長いので、地方によって方言も様々。 私の出身市内でも集落によって言葉が違うから 街中に住む母方の祖母の言葉は聞き取れても、 農業地域に住む父方の祖母の言葉は聞き取れなかったりするのだ。 「そんなに方言無いの?あまり聞かないけど・・・」と言われることが多いが 実はこれで結構、気を遣ってしゃべっているのだ。 私のネイティブの言葉には、イントネーションに癖があるようで、 それは上京してすぐに指摘されたので、なるべく直すようにした。 別に恥ずかしいわけではないけど、なんとなく。 ただ、「そろっと」や「だっけ」みたいに「標準語と思い込んで使っている」言葉があるので その辺が出ると上京人だな、という感じ。 そういう言葉もネタとしては盛り上げれるから、方言はちょっと便利だと思ったりもする。
by pocket-xiao
| 2008-01-12 00:58
| 雑言タハゴト
|
ファン申請 |
||