2008年 03月 09日

ふ、じ、さん。

仕事場に向かう途中のティッシュ箱みたいな電車(わかる人にはわかる)の中から、
すっきりと晴れた日には富士山がよく見える。
正確にいえば、晴れただけでは見えなくて、空気の澄んだ寒い朝。
関東で、しかも内陸で、こんなにくっきり富士山が見えるなんて、
想像してもいなかったので最初はびっくりした。
関東の各地で「富士見台」という地名があるのは、こういうことらしい。

富士山は美しい、と改めて感じる。
マッターホルンやエアーズロックみたいに、世界に山とそれに類する名所はたくさんあるし
皆それぞれに独特の形をして神秘的ではあるが、
富士山の極左右対称には、決してそれらにひけを取らない美しさがある。
葛飾北斎は富嶽三十六景を描き、歌川広重は富士三十六景を描き、
他にも富士山そのものや、風景の中の1パーツとしての富士山をたくさん描いている。
ひとつの自然の産物がこんなにも題材として描かれた例というのは、
世界中探しても、そう沢山あるとも思えない。
日本人は無宗教か多宗教かよくわからない種族ではあるが、
富士山を信仰の対象というならば、多くの日本人が信者なのではないだろうか。

アイコンとしても分かりやすい。かわいくもなる。
末広がりの頂上は白、山裾は水色。
今の時期は雪が多くて白の割合が多く、その分、山も大きく見える。

これはどうでもいい話だが、電気グルーブの曲に「富士山」というのがあって、
15年ぐらい前に1度だけTV(しかもNHK)で歌っているのを見た。
これが実に、くだらない歌で。
「ふ、じ、さーん!ふ、じ、さーん!高いぞ高いぞふ、じ、さーん!」
というようなフレーズが繰り返される、ただそれだけの歌。
それをボーカルのピエール瀧が「身の丈の富士山の着ぐるみ?」を着て
妙なダンスを踊りながら歌っていた。
それが、NHK土曜夕方の音楽番組。本木が司会やってた気がする。
実家のどこかにビデオが残っているはずだが、さてはて。

その、電車から見える富士山は、冬の朝限定らしい。
冬の冷えて澄んだ空気の朝じゃないと見えないらしい。
ここ2,3日見ていない。もう今シーズンは見えないのかな。
ちなみにまだ富士山は未踏の地。
いつか登ってみたい。
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by pocket-xiao | 2008-03-09 23:22 | いとし、しほらし、かはいらし


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