2008年 06月 16日

おくやみ

14日の東北の地震でお亡くなりになった方の中に、知り合いがいる。

知り合い、というか、同じ職場にいた方で、
私はテナントの従業員で、その方は本部の職員だった。
私はバックヤードの廊下で作業していることが多く、
その方はその廊下を通ることが多かったので、よく顔を合わせていた。
最初挨拶ぐらいだったのが、だんだんと雑談を交わすようになり、
廊下の作業机で遅い昼ごはんを取る私に、「いつも遅いねぇ」「それで足りるの?」と
よく声をかけてくださった。
私もその方の仕事内容に興味があったので、
ちょっとの時間の雑談の中でいろいろとお話を聞かせてもらった。

その仕事をしているのがとても好きで、楽しいのだろう。
「他にこういう作業をできる人が少ないから大変なんだよ」と
言いながらも、いつもにこにこしていた。
無言になりがちなエレベーターの中でも、台車に載った商品を覗き込んでは
「何が売れるの?」「こんなのもあるんだ」と話しかけてくれた。

一番最初は、怒られたことも覚えている。
廊下で作業をしているときに「ダンボールを散らかさない!」と通りすがりに言われた。
うわ、この人怖い。苦手。と思って身構えていたが、それ以来怒られたことはない。

もう、私の遅いお昼を突っ込んでくれる人が居なくなってしまった。
職場のバックステージのの興味深い話も、もう聞けない。
子供たちに囲まれて楽しげに作業をする姿も、見ることができなくなってしまった。

若くして、偉い方だったみたいだ。
はじめてその方の年齢を知った。
35歳。
まだまだいろんな部分が安定しないあの職場が失ったものは、あまりにも大きい。

人の突然の死が、こんなにも悲しいものとは思わなかった。
ただひたすらに、どうぞ安らかに。
[PR]

by pocket-xiao | 2008-06-16 01:32 | 今日ノ出来事


<< 何年越し・・・?      文明の利器 >>