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2008年 06月 19日

何年越し・・・?

中村勘三郎のコクーン歌舞伎「夏祭浪花鑑」を見てきました。
先日のことがあって、まだ気持ちが定まらなかった(乗り気じゃなかった)のですが、
何年越しに取れたコクーン歌舞伎のチケットだから、
今年見なかったら次いつ見られるか分からないし・・・。
重い足取りで渋谷に向かったのですが、「行ってよかった!」と思える舞台でした。

基本的にはニューヨーク公演の演出を最終たたき台として据え、
コクーンシアターをところせましとかけ回っている感じ。
あの客席数ではsold outも致し方ないです。
勘三郎の芝居を何年ぶりかに見ましたが、やはりこの人も天才です。
感性で芝居をする人。それができる人。
型で決める役者だけの舞台とは、全く違う呼吸のタイミングがあります。

勘三郎は言うまでもなかったのですが、他では坂東弥十郎が実に良かった。
人情味に厚い親分肌の初老のやくざ、という役どころで、
まさに「人情味に厚い」「親分肌」「初老」「やくざ」というキーワードを全て抱え込んで
かなり難しい役なのでしょうが、ニンに合っているのか、
まさにキーワード通りの、それ以上にかっこいい親分になっていました。
橋之助も、以前は全身から溢れていた「お坊ちゃまオーラ」が消えて、
ずいぶんと泥臭い役者になりました。良いことです。

しかしまぁ、あんなに盛り上がった歌舞伎の公演は初めてでした。
カーテンコール4回、オールスタンディングオーベーション、
まるで何かのライブ会場のようなエンディングでした。
劇場から出て行く人がこんなに笑っている歌舞伎公演なんて、
今まで経験したことがありませんでした。

「絶対に僕の「夏祭」はおもしろい。
100人中98人が面白いって言ってくれる自信がある」

と勘三郎がパンフレットの中で書いていましたが、その通りだと思いました。
なんでもっと早く、必死になって見に来なかったんだろう、と。

劇中の「お辰」という女性がとっても気になった&気に入ったので
それについてはまた後日語ります。

コクーン歌舞伎は6月いっぱいくらいまで、渋谷文化村にて。
立ち見なら当日でも入れます。
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by pocket-xiao | 2008-06-19 01:48 | いとし、しほらし、かはいらし


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