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2007年 08月 15日

見に行かなきゃ

映画「怪談」。

どんなものになってるか知りませんが、
怪談好きとしては見に行きたいところ。
というか、この原作、高校生の時に読んでいまして、
話としてとてもよくできていて、魅力的なのです。

原作は、明治時代の名人といわれている三遊亭円朝。
「怪談」の原作「真景累ヶ淵(しんけいかさねがふち)」をはじめ、
長編の怪談話をたくさん作り、口演した方とされています。
歌舞伎やいろんなお芝居にもなっている「怪談牡丹戸燈籠」もそう。
(幽霊なのに来る時に「からんころん」と下駄の音がする。
ひとりで体ひとつで幽霊を表現する工夫なのでしょうな)
どこの出版社のものか覚えていませんが、
明治文学全集的なものの中の1冊に、円朝全集が含まれています。
旧字体で書かれた口演記録を、一生懸命読んだものです。

「真景累ヶ淵」自体は、縁が縁を呼び、
連続殺人やら尊属殺人やら不倫やら駆落ちやら復讐劇やら、
ひたすらどろどろした展開が続き、最後も「え?そうなの!?」という
アンハッピーエンドで大団円?を迎える、
内容的には到底高校生なんかが読むような代物ではありません。
何でこれにはまったのかもよく分かりませんが、
話の展開の面白さは確かに素晴らしいものです。

原作を知っていて、しかもそれが結構お気に入りの場合、
映画化されてがっかり・・・という前例はたくさんありますので
今回の映画に関しても過度な期待はしておりません。
番宣を見る限りでは、主人公新吉の好色振りが目に余る感じですな。
まぁでも、そういう人物像は原作でも描かれているので、
そこを映画的に盛り上げているのでしょう。
黒木瞳は結構グッドチョイスだと思います。イメージ近い。

さて、見に行く時間があるのかな?
なんだかこの夏は、忙しい盛り。

by pocket-xiao | 2007-08-15 01:15 | いとし、しほらし、かはいらし


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